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麻酔科教授ブログ

第1回 周術期管理チーム勉強会を開催しました

平成27年3月2日、第1回の周術期管理チームの勉強会を行いました。
手術室看護師、地域連携患者支援センター看護師、管理栄養師の方にお越しいただきました(総数26名)。
この勉強会は麻酔科学会と看護学会、日本病院薬剤師会が設立した周術期管理チーム認定制度による認定看護師取得を目指した講義を8回シリーズで行うことにしています。私は従来の手術室での麻酔科医と看護師の周術期管理に対する認識が一致しないことに不満がありました。もちろんお互いに共通の仕事であるとの意識はあるのですが、その差が大きいように感じます。例えば麻酔導入には何に気をつけたら良いのか、次に麻酔科医は何をするのか、この器具の介助はどうするのか、ということをお互いに理解し、実践していくことは患者の安全を担保するという面からも大切です。
今回の講義シリーズはその差を埋めるために、私と手術部看護師長とで企画しました。もともとは周術期管理チームテキストを読み解くための勉強会を開く予定でしたが、麻酔科医療を理解する良い機会にしたいと考え、内容を充実させることにしました。お互いの理解を深めるにはまずは麻酔科医の仕事を分かってもらうことが大事で、すべてのシリーズを若手麻酔科医による講義としました。麻酔・手術医療に関わる多くの医療従事者にお越しいただきたいと思っています。また、若手麻酔科医の先生には人に伝える技術を学んで欲しいと思います。もちろん忙しい臨床を行いながらということはよく分かっています。しかし、先生方にお願いしているこの講義は大切で、麻酔科の将来を作っているといっても過言ではありません。第1回の講義担当M先生、Good job!でした。

2015年3月11日