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入局のご案内

ペインクリニック医募集

ペインクリニック科医師・ペインクリニック科レジデント募集

ペインクリニック、又は緩和ケア、癌性疼痛の治療に興味、意欲のあるベテラン、若手・中堅の麻酔科医師を募集しています。助教、医員(後期研修医)などのパターンがあります。滋賀医大では2009年度から関西の4大学も認められた高度大学人養成プログラムが始まり、医員(後期研修医)を対象にした専門医養成コースがペインクリニック科でも始まりました。

一日40人~90人程度の外来患者で、脊椎疾患が多くなってきています。透視下の神経ブロック療法は週3回施行しています。月、水、木が放射線部、低侵襲手術は水曜日に手術室で施行しています。若手の先生のプログラムではNTT東日本関東病院などの国内留学、韓国のペインクリニック施設との交流などのシステムも整えていきつつあります。2004年4月から滋賀医大は法人化され、6年間の中期計画に沿って動いてきました。ペインクリニックは、「疼痛に対する学際的治療やペインクリニックの充実を図り、患者の増加に対応できる体制を構築する。」ことを付属病院の目標のひとつに、「疼痛疾患に対する ①椎間板性疼痛に対するIDET、②圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術、③硬膜外内視鏡による治療、などの新しい低侵襲治療等を施行していく。」ことを目標にしてきました。2007年度には滋賀医科大学付属病院にペインクリニック科が開設されました。2009年からはこれらに加えて、①椎間板ヘルニアに対するDEKOMPRESSORを用いた経皮的髄核摘出術、②超音波ガイド下神経ブロック、などの新しい低侵襲治療等を施行しています。
今後の展望
透視下神経ブロック治療を中心としたInterventional Pain Treatmentは集中的に多くの症例をこなすことがテクニックを習得するのに必要であり、ペインクリニック科の方針としています。また痛みの本質を理解した上で、しっかりとした患者の把握に基づく診療を行い、ペインクリニシャンの育成に努めていきたいと考えています。
ペインクリニック科は医療崩壊の波の中で、やりがいをもって、医師としても人間としてもQOLを充実させることを目標にしています。過重労働ではなく、仕事の時間も自分の時間も共に充実してこそ、満足感や達成感に満たされます。それらが提供できるシステム作りをめざしています。
そのようなペインクリニック科で新しい時代を切り開いていく人材を広く求めています。
助教以上の業務内容
主としてペインクリニックの臨床業務
(週1回程度は手術室での麻酔業務を担当)
ペインクリニック科レジデント募集 専門医養成コース
滋賀医大では関西の4大学も認められた高度大学人養成プログラムが始まり、ペインクリニック科でも専門医養成コースが始まりました。以下のような内容です。

① 研修(ローテーター)終了後
   1年目:麻酔4日+ペイン1日
   2年目:麻酔2日+ペイン2日+外勤1日 (ただし、麻酔標榜医 取得後)
   3年目:以降 国内留学を含め、希望を考慮する。

交通アクセス 当院は地理的にも京都、大阪からもアクセスがよく、名神高速道路草津田上インターチェンジから2~3分のところにあります。JR京都駅瀬田駅まで18分、JR瀬田駅からバスで約10分です。

ペインクリニック研修について

経験可能な疾患

当科初診患者のうちわけは、当院整形外科、他院整形外科から紹介される椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの脊椎疾患の患者が最も多く、ついで帯状疱疹後神経痛、CRPSなどの神経因性疼痛です。また癌性疼痛のコンサルトが増加してきたため、緩和ケアの一環として、オピオイドや鎮痛補助薬の使用法、副作用対策などを中心に指導しています。また適応があれば腹腔神経叢ブロックなどの神経ブロック療法なども行っています。

経験可能な手技

放射線部、手術室で、X線透視下のあらゆる神経ブロック治療を年間1200~1300例程度行っています。脊椎疾患に対する神経根ブロック、椎間板内治療、椎間関節の高周波熱凝固法などを多く施行しています。三叉神経痛に対しては三叉神経節(ガッセル神経節)の高周波熱凝固法、Pulsed-RFによる治療を行っています。バージャー病、レイノー病、ASOに対する交感神経ブロック、癌性疼痛に対する投薬のコンサルト、腹腔神経叢ブロックも行っています。手術療法は経皮的髄核摘出術、硬膜外内視鏡による治療、硬膜外刺激電極のトライアルを中心に行っています。

経験可能な手技

放射線部、手術室で、X線透視下のあらゆる神経ブロック治療を年間1200~1300例程度行っています。脊椎疾患に対する神経根ブロック、椎間板内治療、椎間関節の高周波熱凝固法などを多く施行しています。三叉神経痛に対しては三叉神経節(ガッセル神経節)の高周波熱凝固法、Pulsed-RFによる治療を行っています。バージャー病、レイノー病、ASOに対する交感神経ブロック、癌性疼痛に対する投薬のコンサルト、腹腔神経叢ブロックも行っています。手術療法は経皮的髄核摘出術、硬膜外内視鏡による治療、硬膜外刺激電極のトライアルを中心に行っています。

X線透視下の基本的な神経ブロック、腕神経叢ブロック、神経根ブロック、椎間関節ブロック、椎間関節後枝内側枝高周波熱凝固、仙骨硬膜外造影・ブロック、椎間板造影・ブロック、神経根、三叉神経節、末梢神経へのパルス高周波法(Pulsed Radiofrequency:P-RF)、腹腔神経叢ブロック、腰部交感神経ブロック、三叉神経節(ガッセル神経節)の高周波熱凝固法、Pulsed-RFなどを1~2年で、 経皮的髄核摘出術、硬膜外内視鏡などによる手術治療、Nucleoplasty(椎間板高周波減圧術)、IDET(椎間板高周波熱凝固法)、椎体圧迫骨折、椎体骨転移による背部痛に対するVertebroplasty(椎体形成術)などは、その後に取り組むことになります。

主な研究分野

慢性疼痛患者、CRPSを中心とした神経障害性疼痛患者のMR Spectroscopy(MRS)による局所脳神経機能の研究を中心に行ってきました。また椎間板性腰痛に対するIDET(椎間板内高周波熱凝固法)、椎間板ヘルニアに対す経皮的髄核摘出術などの新しいInterventional Pain Treatmentの効果、QOLに対する効果を新JOAスコア、ローランド障害スコア等で行っています。

透視下神経ブロック治療を中心としたInterventional Pain Treatmentは外科のトレーニングと同じと考えています。集中的に多くの症例をこなすことがテクニックを習得するのに必要であり、ペインクリニシャンの育成のなかで、一番重要な部分と考えています。透視下神経ブロック療法と手術療法は、ペインクリニックでは最も重要な治療手段で、中心的治療と位置づけており、安全かつ確実な治療を目標としています。また最近はevidence based medicineと個々の患者に合わせたnarrative based medicineを癒合させた、個々の患者にあった医療を目指すことが主流になってきており、QOLの向上を目指した医療はますます重要視されると考えています。心療内科、リハビリテーションなどの学際的治療の知識をある程度、習得することは必須と考えています。しっかりとした患者の把握に基づくQOLを重視した診療を行い、新たなペインクリニシャンの育成に努めていきたいと考えています。

痛みに関連する関連各科(整形外科、脊椎外科、リハビリテーション科、脳神経外科、神経内科、精神科、心療内科など)とも横のつながりが密で、その関係は非常に良好です。Interventional pain treatmentを中心とする学際的治療を横のつながりで行っています。

問い合わせ先

詳細は、麻酔学教室ホームページ http://shiga-anesth.jp/ からペインクリニック科へ入ってください。
募集案内は、http://www.shiga-med.ac.jp/boshu/boshu.html にアクセスして下さい。