当科初診患者のうちわけは、当院整形外科、他院整形外科から紹介される椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの脊椎疾患の患者が最も多く、ついで帯状疱疹後神経痛、CRPSなどの神経因性疼痛です。また癌性疼痛のコンサルトが増加してきたため、緩和ケアの一環として、オピオイドや鎮痛補助薬の使用法、副作用対策などを中心に指導しています。また適応があれば腹腔神経叢ブロックなどの神経ブロック療法なども行っています。
放射線部、手術室で、X線透視下のあらゆる神経ブロック治療を年間1200~1300例程度行っています。脊椎疾患に対する神経根ブロック、椎間板内治療、椎間関節の高周波熱凝固法などを多く施行しています。三叉神経痛に対しては三叉神経節(ガッセル神経節)の高周波熱凝固法、Pulsed-RFによる治療を行っています。バージャー病、レイノー病、ASOに対する交感神経ブロック、癌性疼痛に対する投薬のコンサルト、腹腔神経叢ブロックも行っています。手術療法は経皮的髄核摘出術、硬膜外内視鏡による治療、硬膜外刺激電極のトライアルを中心に行っています。
放射線部、手術室で、X線透視下のあらゆる神経ブロック治療を年間1200~1300例程度行っています。脊椎疾患に対する神経根ブロック、椎間板内治療、椎間関節の高周波熱凝固法などを多く施行しています。三叉神経痛に対しては三叉神経節(ガッセル神経節)の高周波熱凝固法、Pulsed-RFによる治療を行っています。バージャー病、レイノー病、ASOに対する交感神経ブロック、癌性疼痛に対する投薬のコンサルト、腹腔神経叢ブロックも行っています。手術療法は経皮的髄核摘出術、硬膜外内視鏡による治療、硬膜外刺激電極のトライアルを中心に行っています。
X線透視下の基本的な神経ブロック、腕神経叢ブロック、神経根ブロック、椎間関節ブロック、椎間関節後枝内側枝高周波熱凝固、仙骨硬膜外造影・ブロック、椎間板造影・ブロック、神経根、三叉神経節、末梢神経へのパルス高周波法(Pulsed Radiofrequency:P-RF)、腹腔神経叢ブロック、腰部交感神経ブロック、三叉神経節(ガッセル神経節)の高周波熱凝固法、Pulsed-RFなどを1~2年で、 経皮的髄核摘出術、硬膜外内視鏡などによる手術治療、Nucleoplasty(椎間板高周波減圧術)、IDET(椎間板高周波熱凝固法)、椎体圧迫骨折、椎体骨転移による背部痛に対するVertebroplasty(椎体形成術)などは、その後に取り組むことになります。
慢性疼痛患者、CRPSを中心とした神経障害性疼痛患者のMR Spectroscopy(MRS)による局所脳神経機能の研究を中心に行ってきました。また椎間板性腰痛に対するIDET(椎間板内高周波熱凝固法)、椎間板ヘルニアに対す経皮的髄核摘出術などの新しいInterventional Pain Treatmentの効果、QOLに対する効果を新JOAスコア、ローランド障害スコア等で行っています。
透視下神経ブロック治療を中心としたInterventional Pain Treatmentは外科のトレーニングと同じと考えています。集中的に多くの症例をこなすことがテクニックを習得するのに必要であり、ペインクリニシャンの育成のなかで、一番重要な部分と考えています。透視下神経ブロック療法と手術療法は、ペインクリニックでは最も重要な治療手段で、中心的治療と位置づけており、安全かつ確実な治療を目標としています。また最近はevidence based medicineと個々の患者に合わせたnarrative based medicineを癒合させた、個々の患者にあった医療を目指すことが主流になってきており、QOLの向上を目指した医療はますます重要視されると考えています。心療内科、リハビリテーションなどの学際的治療の知識をある程度、習得することは必須と考えています。しっかりとした患者の把握に基づくQOLを重視した診療を行い、新たなペインクリニシャンの育成に努めていきたいと考えています。
痛みに関連する関連各科(整形外科、脊椎外科、リハビリテーション科、脳神経外科、神経内科、精神科、心療内科など)とも横のつながりが密で、その関係は非常に良好です。Interventional pain treatmentを中心とする学際的治療を横のつながりで行っています。
詳細は、麻酔学教室ホームページ http://shiga-anesth.jp/ からペインクリニック科へ入ってください。
募集案内は、http://www.shiga-med.ac.jp/boshu/boshu.html にアクセスして下さい。